古時計は止まっても、物語は動き続ける
- 6月4日
- 読了時間: 2分
「大きな古時計」の歌詞は、童謡でありながら、
子どもの頃から生と死について考えさせられる
不思議な歌です。
うれしいことも 悲しいことも
みな知ってる時計さ
いまは もう 動かない その時計
この歌を口ずさむと、誰の心にも一つはある
切ない思い出が浮かぶのではないでしょうか。
先日ご相談いただいたお客様のお話です。
闘病中のお母様のために
長年の夢だった5つの物語を
一冊の本にしてあげたいとのこと。
子育てを終え、
自分の時間を持てるようになった頃、
お母様は童話講座に通われていたそうです。
残されていた原稿は
丁寧にファイリングされていました。
その一枚一枚から、ご自身の夢を大切に
育ててこられたことが伝わってきます。
手書き原稿を文字に起こしていると
お母様がリビングで何度も書き直しながら
窓の外を眺め、物語の世界に
思いを巡らせている姿が
自然と目に浮かびました。
きっと楽しく、
充実した時間だったのだろうと思います。

私自身も二年前に父を見送りました。
今でも手を合わせるたびに、
「父はどんなことを考えていたのだろう」
「どんな夢を持っていたのだろう」
もっと聞いておけばよかったと
思うことがあります。
だからこそ、この作品集には
大きな意味があるように感じます。
五つの物語が一冊の本になることで、
息子さんだけでなく、お孫さん、ひ孫へと
受け継がれていきます。
物語を読むたびに、お母様をより身近に感じ、
その人生や想いに触れることができます。
古時計は、いつか動かなくなります。
けれど、本は違います。
ページを開けば、そこには
その人の言葉や想いが生き続けます。
だから青い鳥は、ペーパーレスの時代でも
紙が持つ温もりを大切にしたい。
本は、想いを未来へ届けるための
小さなタイムカプセルなのかもしれません。
机の引き出しに眠る原稿。
大切に保管された俳句や短歌。
書や絵、写真に込めた想い。
その一つひとつには、
あなただけの時間と物語があります。
青い鳥では、そうした大切な作品を
本という形で、未来へ残すお手伝いをしています。
いつか誰かに届けたい想いがありましたら
どうぞお気軽にご相談ください。

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