「上之山幸代先生へ」

前イグアス日本語学校校長 

日本国外務大臣賞授与   堤和子

 先生は、特別多くを語る方ではありませんでしたが、赴任して直ぐに先生の指導力のすばらしさを知ることができました。

それは、先生がJICAの用事で学校を留守にした時のことです。他の先生に授業を頼むのではなく、やんちゃな6年生の生徒だけで3時間の自習をさせました。私が様子を覗きにいくと、20数名の子どもたちは無駄話をせず、真剣に課題に取り組んでいたのです。先生が担任となり、わずか3か月で、子どもたちは見事に変化し成長を遂げていたのです。おそらく、入念な授業準備とともに、子どもたちを信頼しようとした先生と、それに応えようとした子供たちとの関係がしっかり出来上がっていたのでしょう。
 また私の進む道を決定するきっかけとなったのが、上之山先生の誠実な姿勢です。人の話をじっくり聞き、よくよく考えてお話ししてくださるその一貫した姿勢、そこには、必ず「華が咲く」 結果があらわれました。
 先生が、こちらで出会われたアルパを奏でながら、これからも大切なことを伝えていかれることを嬉しく感じます。入念な準備をした誠実な講演で、多くの方を後押しし、素晴らしいきっかけを与えていかれることと思います。ご活躍くださいね。